カリキュラム Curriculum
演習とケース科目で、
実践的な事業経営力を身に付ける。
経営デザイン専攻における科目の構成は、問題発見・解決の実践能力の向上を目指した「演習科目」と事業マネジメントに関する専門知識・技能の向上を目指した「講義科目」に大別されます。
演習科目
- プロジェクト研究演習
専門領域に対応して設定された経営課題に対してグループワークを行う研究課題演習。 - 研究指導演習修士論文
研究のために研究室で研究指導を受ける研究演習。 - 経営デザイン演習
他研究室の教員と学生のアドバイスを受ける合同ゼミ。
講義課目
- ケース科目
- 技術系経営幹部講話
技術系のバックグラウンドを有した経営幹部が、自身のキャリアアップの跡をたどりながら、それぞれのレベルでの目標の立て方、課題への取り組み方などを教授する科目。 - 経営課題対応事例研究
技術系経営幹部が、経営課題に取り組んだ具体的な事例を、一定のフォーマットに従って整理して教授する科目。
- 技術系経営幹部講話
- 理論科目
マーケット・顧客開発、製品・サービス企画・開発、SCM・ロジスティクスマネジメント、生産マネジメントおよび事業経営の5領域の科目。
1.演習科目
プロジェクト研究演習
プロジェクト研究演習は事業経営のマネジメント場面を疑似体験し、設定した課題に理論・手法を適用することで実践力をつけることをねらいとしたPBL型の演習科目です。演習科目ごとに設けられた研究課題に対し、4~5名の学生グループが授業時間外も含めて調査・分析、計画・設計などの研究作業を行い、授業時間中に研究作業経過報告や結果を発表・討議します。
研究指導演習
主として修士論文研究のために、以下の研究指導を行います。
- 修士論文作成過程(テーマ決定から論文執筆・発表)における指導。
- 研究室の専門分野の知識・スキル習得の指導。
- 研究室での学習指導。
修士論文研究では、自分のテーマに応じた研究作業を行うとともに、研究室ごとのゼミに加えて全研究室が参加する経営デザイン演習での発表・討議を行います。さらに、中間発表、研究計画書の提出、論文概要および本論の提出、審査会での発表を行う必要があります。
経営デザイン演習
指導教員以外の専攻教員および他研究室所属学生の前での研究発表です。研究背景、目的から課題解決、結果とその有用性について、回を追って説明し、他分野からの広いアドバイスを受けます。
2.講義科目
講義科目は、ケース科目(2科目)、理論科目(28科目)から構成されます。一部の科目を除き1単位科目で、1週100分の授業を7週行います。講義科目全体で、18単位の取得が修士課程の修了要件となります。
講義科目一覧(2024年度開講予定科目)
ケース科目 | 技術系経営幹部講話 | 経営課題対応事例研究 |
---|
マーケット・ 顧客開発 |
カスタマーリレーションシップマネジメント:CRM | 製品・サービス 企画・開発 |
製品開発マネジメント概論 |
---|---|---|---|
経営情報分析技法 | 商品・ビジネス企画設計 | ||
技術アライアンスマネジメント | 利用品質設計 | ||
先端技術産業分析 | 価値・コストエンジニアリング | ||
製品開発情報システム | |||
社会システム・サービスマネジメント | |||
SCM・ ロジスティクス マネジメント |
グローバル・サプライチェーン・マネジメント | 生産 マネジメント |
生産システム工学 |
サプライチェーン戦略 | ファシリティプランニング | ||
サプライチェーンのシステムと技術 | 品質マネジメントシステム | ||
サプライチェーン・サービス設計 | 環境調和型生産システム | ||
サプライチェーン変革 | |||
BPRのための分析・評価法 |
事業経営 | 企業経営論 | 組織行動論 |
---|---|---|
経営品質マネジメント | 経営計画分析技法 | |
ファイナンス・投資戦略論 | イノベーション・デザイン | |
技術経営論 | 価値創造戦略論 |
- ケース科目の履修方法
- 2科目とも必修科目です。
- 理論科目の履修方法
- 経営デザイン専攻がカバーする5領域全体を理解するため、それぞれの領域に必修科目を設けています。
- 履修に当たっては、4つの専門領域から主領域を、また主領域以外の専門領域と事業経営領域の中から副領域を少なくとも各1つ選び、それぞれの領域を系統的に学習します。
- 主領域については、領域内の科目をすべて履修することを原則とします。
- 副領域については、領域内の科目のうち少なくとも半数以上を履修することを原則とします。